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= SSLサーバー側の設定 = * ほとんど[[SSL証明書/Let's EncryptでSSL証明書の新規取得と自動更新(http-01編)|Let's EncryptでSSL証明書の新規取得と自動更新(http-01編)]]で実施した作業と同じになる。 * 明確に違う点は、先のページでは解説してない「HOOK」設定となる。 * ここでは一通り作業の意味がわかってる前提で、一通り設定を紹介する。 == /etc/periodic.conf == {{{ weekly_dehydrated_enable="YES" }}} 自動更新設定(YES=自動更新する)。 [[https://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?periodic(8)|periodic(8)]]にある通り、毎週土曜日3時に実行される。 なお今回、weekly_dehydrated_deployscript は指定しない(後述の HOOK 設定参照のこと)。 == /usr/local/etc/dehydrated/ns-www.key == これは先に tsig-keygen コマンドで作成されたファイルである。 DNSコンテンツサーバーと同一になるように設定すること。 == /usr/local/etc/dehydrated/config == {{{ alias openssl="/usr/bin/openssl" CHALLENGETYPE="dns-01" HOOK="${BASEDIR}/hook.sh" RENEW_DAYS="30" KEY_ALGO="rsa" KEYSIZE="2048" #KEY_ALGO="prime256v1" CONTACT_EMAIL="メールアドレス" #テスト発行したい場合、以下の2行を有効にすること。 #CA="https://acme-staging.api.letsencrypt.org/directory" #CA_TERMS="https://acme-staging.api.letsencrypt.org/terms" }}} * http-01 との時との大きな違いは CHALLENGETYPE と HOOK 設定にある。 * HOOK 設定(によって指定されるファイル)については後述する。 * CHALLENGETYPE には dns-01 を指定する。 * CHALLENGETYPE は現在 http-01 か dns-01 の2つしか選択肢は無い。 == /usr/local/etc/dehydrated/domains.txt == {{{ example.org www.example.org example.com www.example.com wiki.example.com }}} 本ファイルの設定については [[/SSL証明書/Let's EncryptでSSL証明書の新規取得と自動更新(http-01編)#A.2BMLMw4jDzMM0w.2FDDgMNUwoTCkMOs-|コモンネームの設定]]に準拠するものとする(例)。 == /usr/local/etc/dehydrated/hook.sh == {{{ #!/usr/local/bin/bash TTL="300" DNSSERVER="ns.example.jp" alias nsupdate="/usr/local/bin/nsupdate -k ${BASEDIR}/ns-www.key" function deploy_challenge { local DOMAIN="${1}" TOKEN_FILENAME="${2}" TOKEN_VALUE="${3}" printf 'server %s\nupdate add _acme-challenge.%s. %d TXT "%s"\nsend\n' "${DNSSERVER}" "${DOMAIN}" "${TTL}" "${TOKEN_VALUE}" | nsupdate } function clean_challenge { local DOMAIN="${1}" TOKEN_FILENAME="${2}" TOKEN_VALUE="${3}" printf 'server %s\nupdate delete _acme-challenge.%s. TXT\nsend\n' "${DNSSERVER}" "${DOMAIN}" | nsupdate } function deploy_cert { /usr/sbin/service apache24 restart && /usr/local/bin/dehydrated -gc } function unchanged_cert { # NOTHING TO DO # } function invalid_challenge() { # NOTHING TO DO # } function request_failure() { # NOTHING TO DO # } function exit_hook() { # NOTHING TO DO # } HANDLER=$1; shift; $HANDLER $@ }}} HOOK ファイルのひな形として、/usr/local/etc/dehydrated/hook.sh.example を参照すること。 == /usr/local/etc/dehydrated/deploy.sh == * 先に述べたように、本ケースでは本ファイルを取り扱わない。 * HOOK で指定するシェルスクリプトの deploy_cert 関数で代替できるからである。 * HOOK(/usr/local/etc/dehydrated/config)と weekly_dehydrated_deployscript(/etc/periodic.conf)の違いは以下の通りである。 * 証明書取得する単位毎に実行されるのが HOOK、全て取得終って実行されるのが weekly_dehydrated_deployscript。 * 証明書取得に成功した・失敗した(または更新なし)がわかるのが HOOK、わからないのが weekly_dehydrated_deployscript。 * よって、1枚の証明書を相手にする時はそう違いは無いが、複数枚を取得して分散デプロイしたいなら HOOK しかない。 * ファインチューニング(更新ない時は何もしないなど)したいなら HOOK 一択。 * 逆に HOOK はデプロイだけしたいユースケースにおいて若干ながら大味(ダミーの関数を置く必要がある)。 * この HOOK はバージョンによって拡張されることがあるので、場合によっては(エラーで止まるなど)追随しなければならないこともありうる。 |
Let's EncryptでSSL証明書の新規作成と自動更新(dns-01編)
Lets' EncryptによるSSL証明書の自動取得・自動更新に関するメモを残す。
- Let's Encrypt について復習ではあるが、
- 認証局のブランドの一つである。
これは「Symantec(旧Verisign)セキュア・サーバーID」「CyberTrust SureServer」「SecomTrust セコムパスポート for Web3.0」「GlobalSign クイック認証SSL」「GeoTrust RapidSSL」「Comodo PositiveSSL」などの一つと考えれば良い。
- たぶんどれかは聞いたことあるはずと思う。
- 他の認証局と同じような点は、
- 1証明書をどのように(複数IP, 複数バックエンド, 複数プロトコル)使用しても1取得で済む(安い認証局は大抵そうだよね)。
- 親ドメインをまたぐ、マルチドメイン証明書(Subject Alternative Names)に対応している(全ての認証局で対応してるね)。
- その代わり、ワイルドカード証明書には対応していない(対応してるブランドと対応してないブランドとあるね)。
- DV(Domain Validation)証明書のみ提供(対応してるブランドと対応してないブランドとあるね)。
- ただしOV(Organization Validation)証明書やEV(Extended Validation)証明書との純技術的な優劣は無い。
- 他の認証局と明確に違う点は、
- 無償。
- RSA(2048bit, 3072bit, 4096bit), ECDSA(prime256v1, secp384r1) の5種類の鍵が選べる(ここまで選べる認証局は限られるね)。
- ACME(Automated Certificate Management Environment)プロトコルによる証明書の認証から発行までの一連のバッチ化(自動化)が可能。
- 今時誤差かもしれないが、扱える端末が(他の認証局と比べて)少ない。
- エンドユーザーが粘り強く使用している、全アクセスの0.5%以下の端末であってもフォローしないといけない用途であるならお勧めしない。
- 逆に今時のメジャーどころの端末・ブラウザは対応している。
- よってPC相手にはほぼ問題無い(Windows XP? IE6? 知らんがな)。
取得数制限(特に単位時間あたりの)があるので注意。詳しくは Rate Limits を参照のこと。
検証(ステージング)用認証局も用意されているので、セットアップ時の検証や、ACMEクライアントの開発といった用途ではこちらを使う。
「現在の」ルート証明書は「IdentTrust|DST(Digital Signature Trust) Root CA X3」である。
IdentTrust なの? DST なの? については旧会社のブランドも残ってるらしい、としか認識してない。
少なくとも中間証明書の発行者(Issuer)はそうである(ISRG - Internet Security Research Group ではない)。
- このルート証明書がインストールされた端末が対応端末となる。
- 中間証明書は「Let's Encrypt Authority X3」である(場合によってはこっち「も」入ってることがあるかもしれない)。
使用するツール・傾向については Let's EncryptでSSL証明書の新規取得と自動更新(http-01編) を参照のこと。
- ここでは「チャレンジ・レスポンス」をHTTP(http-01)ではなく、DNS(dns-01)を使う方法について説明する。
- 環境(イントラネット内など)によってはこの方法しか採れないケースもありうる。
- DNSコンテンツサーバーとの連携(諸設定)が必要になってしまうが、この味を知ってしまうと http-01 手順には戻れなくなること請け合いである:-)。
- どれくらい戻れないかというと、Webサーバーに対しても dns-01 手順を適用したくなる。
検証環境
- いずれも最新のリリースということで確認しているが、ある程度古い環境でも問題無いと思われ。
- 本例では、www.example.jp というコモンネームに対して証明書を発行するものとする。
- チャレンジ/レスポンスコードをDNSダイナミックアップデートするため、example.jp ゾーンに対するDNSコンテンツサーバーへの更新権限があるものとする。
- ある程度制限できるとは言え、DNSダイナミックアップデートは「ゾーン」に対してフリーダムに更新できてしまうので、_acme-challenge.www.example.jp ゾーン(に分けて/委任してもらって)に、更新が閉じるよう制限するのが必要と思われる。
- ここでは敢えて「example.jp」ゾーンから「_acme-challenge.www.example.jp」を自分自身(DNSコンテンツサーバー)へ委任するものとし、外部のDNSコンテンツサーバーへは向けないものとする。
- ここまでお膳立てが整えられていれば、例えば、サービスゾーンのDNSコンテンツサーバーへの更新権限は得られなくても、自分のDNSコンテンツサーバーに委任してもらって、更新できるようにするのは難しくないと思う。
想定サーバー・ドメイン
- DNSコンテンツサーバーは ns.example.jp とする。
- 実際には複数のDNSコンテンツサーバーで運用されていると思う。
- それらサーバーへの反映は ns.example.jp の notify yes; およびIXFR(Incremental Zone Transfer)により、全てのサーバーへ即時通達されるものとする。
- それら詳細についてはここでは取り上げない。
- SSLサーバーは www.example.jp とする。
- 上記サーバーは同一でもかまわないし、別々でもかまわない。
- OSは FreeBSD 11.0-R での想定で行っているが、設定ファイルの位置以外は他のOSでも有効である。
- インストールされるパッケージ如何によっては細かい振る舞いが変わるが、詳細は取り扱わない。
- あくまでも FreeBSD 11.0-R 環境における検証結果とする。
DNSコンテンツサーバー側
DNSサーバーは BIND 9.11.1(ports/dns/bind911)。
SSLサーバー側
DNSダイナミックアップデートクライアントは BIND 9.11.1(ports/dns/bind-tools)。
既に BIND 9.11.1 (ports/dns/bind911)がインストールされている環境では不要。
- FreeBSD 9.x 等といった古い環境では nsupdate コマンドが存在したため、そのような環境でもインストールは不要である。
ACMEクライアントは dehydrated 0.4.0(ports/security/dehydrated)。
インストール
- いずれも ports/security/dehydrated、ports/dns/bind911 または ports/dns/bind-utils よりインストールする。
- オプションの選択によって手順が変わる点は無いため、ここでは明示しない。
DNSコンテンツサーバー側の設定
Let's EncryptでSSL証明書の新規取得と自動更新(http-01編)で実施した「ドメイン所有者確認トークンディレクトリの指定」の代わりの作業となる。
- よってディレクトリ作成作業は不要である。
named.conf の設定(一部)例
include "ダイナミックアップデートキーファイル名"; zone "example.jp" { type master; file "example.jpゾーンファイル名"; }; zone "_acme-challenge.www.example.jp" { type master; file "_acme-challenge.www.example.jpゾーンファイル名"; update-policy { grant ダイナミックアップデートキー名 name _acme-challenge.www.example.jp. TXT; }; };
- 「DNSコンテンツサーバー」と「SSLサーバー」とで、TSIG(Transaction SIGnature)キーを共有する。
- TSIGキーはキー名と秘密鍵で構成された、named.conf の書式に準拠したテキストファイルである。
- このTSIGキーを「ダイナミックアップデートキーファイル名」で保存しておく(所有者は root:wheel、パーミッションは 0400 で)。
- また、ダイナミックアップデートキーファイル名で定義されているキー名に対して、更新許可設定を与える(update-policy および grant)。
- また変更できるレコード名およびリソースレコードを限定する(name _acme-challenge.www.example.jp. TXT)。
example.jp ゾーンファイルの設定例
$TTL 300 @ IN SOA ns.example.jp. domain.example.jp. ( 2017032201 ; serial 7200 ; refresh (2 hours) 900 ; retry (15 minutes) 2419200 ; expire (4 weeks) 86400 ; minimum (1 day) ) IN NS ns _acme-challenge.www IN NS ns
- 本ファイルの設置場所、命名規則はそれぞれのポリシーに従う。
- 少なくともFreeBSD的には、/usr/local/etc/namedb/master/ ディレクトリ以下に設置されるものとしている。
- さらに「example.jp.db」とするか「jp.example.db」とするかなどは、特に明言しない。
_acme-challenge.www.example.jp ゾーンファイルの設定例
$TTL 300 @ IN SOA ns.example.jp. domain.example.jp. ( 2017032201 ; serial 7200 ; refresh (2 hours) 900 ; retry (15 minutes) 2419200 ; expire (4 weeks) 86400 ; minimum (1 day) ) IN NS ns
- 本ファイルの設置場所、命名規則はそれぞれのポリシーに従う。
- 少なくともFreeBSD的には、/usr/local/etc/namedb/master/ ディレクトリ以下に設置されるものとしている。
- さらに「_acme-challenge.www.example.jp.db」とするか「jp.example.www._acme-challenge.db」とするかなどは、特に明言しない。
ダイナミックアップデートキーファイルの設定例
key "キー名" { algorithm hmac-sha256; secret "シークレットキー(BASE64表現)"; };
上記ファイルは以下のコマンドにより生成することができる。
tsig-keygen -a hmac-sha256 キー名 > ダイナミックアップデートキーファイル名 chmod 0400 ダイナミックアップデートキーファイル名
- もちろん secret の部分は毎回ランダムに発行される。
- このファイルは named.conf でも、(後で説明する)nsupdate コマンド(-k オプションで)でもそのまま解釈してくれる。
- 本ファイルの設置場所、命名規則については一概に言えることが無く、「ポリシーで」で逃げるには無責任すぎるので、例を出してみる。
本例における具体的設定例
- BIND側に設置する場合は、/usr/local/etc/namedb/ ディレクトリに設置することとする。
- dehydrated側に設置する場合は、/usr/local/etc/dehydrated/ ディレクトリに設置することとする。
- ファイル名についてだが、「キー名.key」とするのが違和感なくていいと思う。
肝心のキー名だが、BIND9.11のマニュアル(TSIG)によれば「ホスト名1-ホスト名2.」という例がある。
- 本気かどうかわからないが、「DNSコンテンツサーバー-ダイナミックアップデートするサーバー.」というニュアンスらしい。
- 本件の場合、ns.example.jp と www.example.jp であることから「ns-www.」とするのが妥当か(ほんと?)。
- まぁなんでもいいけど、わかりやすいようにね。
key "ns-www." { algorithm hmac-sha256; secret "PfzeGvXiOqtPOwQJY/iNFrvlD3/eKAHRZ0TbyK5GYII="; };
- /usr/local/etc/namedb/ns-www.key
- /usr/local/etc/dehydrated/ns-www.key
SSLサーバー側の設定
ほとんどLet's EncryptでSSL証明書の新規取得と自動更新(http-01編)で実施した作業と同じになる。
- 明確に違う点は、先のページでは解説してない「HOOK」設定となる。
- ここでは一通り作業の意味がわかってる前提で、一通り設定を紹介する。
/etc/periodic.conf
weekly_dehydrated_enable="YES"
自動更新設定(YES=自動更新する)。 periodic(8)にある通り、毎週土曜日3時に実行される。
なお今回、weekly_dehydrated_deployscript は指定しない(後述の HOOK 設定参照のこと)。
/usr/local/etc/dehydrated/ns-www.key
これは先に tsig-keygen コマンドで作成されたファイルである。 DNSコンテンツサーバーと同一になるように設定すること。
/usr/local/etc/dehydrated/config
alias openssl="/usr/bin/openssl" CHALLENGETYPE="dns-01" HOOK="${BASEDIR}/hook.sh" RENEW_DAYS="30" KEY_ALGO="rsa" KEYSIZE="2048" #KEY_ALGO="prime256v1" CONTACT_EMAIL="メールアドレス" #テスト発行したい場合、以下の2行を有効にすること。 #CA="https://acme-staging.api.letsencrypt.org/directory" #CA_TERMS="https://acme-staging.api.letsencrypt.org/terms"
- http-01 との時との大きな違いは CHALLENGETYPE と HOOK 設定にある。
- HOOK 設定(によって指定されるファイル)については後述する。
- CHALLENGETYPE には dns-01 を指定する。
- CHALLENGETYPE は現在 http-01 か dns-01 の2つしか選択肢は無い。
/usr/local/etc/dehydrated/domains.txt
example.org www.example.org example.com www.example.com wiki.example.com
本ファイルの設定については コモンネームの設定に準拠するものとする(例)。
/usr/local/etc/dehydrated/hook.sh
TTL="300" DNSSERVER="ns.example.jp" alias nsupdate="/usr/local/bin/nsupdate -k ${BASEDIR}/ns-www.key" function deploy_challenge { local DOMAIN="${1}" TOKEN_FILENAME="${2}" TOKEN_VALUE="${3}" printf 'server %s\nupdate add _acme-challenge.%s. %d TXT "%s"\nsend\n' "${DNSSERVER}" "${DOMAIN}" "${TTL}" "${TOKEN_VALUE}" | nsupdate } function clean_challenge { local DOMAIN="${1}" TOKEN_FILENAME="${2}" TOKEN_VALUE="${3}" printf 'server %s\nupdate delete _acme-challenge.%s. TXT\nsend\n' "${DNSSERVER}" "${DOMAIN}" | nsupdate } function deploy_cert { /usr/sbin/service apache24 restart && /usr/local/bin/dehydrated -gc } function unchanged_cert { # NOTHING TO DO # } function invalid_challenge() { # NOTHING TO DO # } function request_failure() { # NOTHING TO DO # } function exit_hook() { # NOTHING TO DO # } HANDLER=$1; shift; $HANDLER $@
HOOK ファイルのひな形として、/usr/local/etc/dehydrated/hook.sh.example を参照すること。
/usr/local/etc/dehydrated/deploy.sh
- 先に述べたように、本ケースでは本ファイルを取り扱わない。
- HOOK で指定するシェルスクリプトの deploy_cert 関数で代替できるからである。
- HOOK(/usr/local/etc/dehydrated/config)と weekly_dehydrated_deployscript(/etc/periodic.conf)の違いは以下の通りである。
- 証明書取得する単位毎に実行されるのが HOOK、全て取得終って実行されるのが weekly_dehydrated_deployscript。
- 証明書取得に成功した・失敗した(または更新なし)がわかるのが HOOK、わからないのが weekly_dehydrated_deployscript。
- よって、1枚の証明書を相手にする時はそう違いは無いが、複数枚を取得して分散デプロイしたいなら HOOK しかない。
- ファインチューニング(更新ない時は何もしないなど)したいなら HOOK 一択。
- 逆に HOOK はデプロイだけしたいユースケースにおいて若干ながら大味(ダミーの関数を置く必要がある)。
- この HOOK はバージョンによって拡張されることがあるので、場合によっては(エラーで止まるなど)追随しなければならないこともありうる。