= メーラーの定義 = * SENDMAILが最終的な配送先であるメーラー(M/MAILER)の定義の仕方。 * 通常はデフォルト定義を使えば十分である。 * 特殊なケースでカスタムの必要があるが、どうカスタムすればいいのか分からないので、調べてみた。 == MCファイルでの定義 == === デフォルトで提供されているメーラー === `MAILER(メーラー)`で指定可能なメーラー()のリスト ||<#FFFF00> メーラー名 ||<#FFFF00> 設定されるメーラー ||<#FFFF00> 送信先 ||<#FFFF00> 備考 || || `local` || `local`、`prog` || 自サーバー宛(ファイルないしはプログラム) || || || `smtp` || `smtp`、`esmtp`、`smtp8`、`dsmtp`、`relat` || 自サーバーの外部宛 || SMTPプロトコルによる宛先への送信 || || `uucp` || `uucp`、`uucp-old`、`suucp`、`uucp-new`、`uucp-dom`、`uucp-uudom` || || || || `usenet` || || || || || `fax` || || || || || `pop` || || || || || `procmail` || || || || || `mail11` || || || || || `phquery` || || || || || `cyrus` || || || || || `cyrusv2` || || || || || `qpage` || || || || == CFファイルでの定義 == * フォーマット {{{ Mメーラー名, {フィールド名=値}* }}} * 設定例 {{{ Mlocal, P=/usr/libexec/mail.local, F=lsDFMAw5:/|@qPSXmnz9, S=EnvFromSMTP/HdrFromL, R=EnvToL/HdrToL, T=DNS/RFC822/SMTP, A=mail.local -l }}} ||<#FFFF00> フィールド名 ||<#FFFF00> 設定内容 || || Path || メーラーのパス名 || || Flags || 本メーラーに対するフラグ設定 || || Sender || 送信アドレスの書き換えルールセット || || Recipient || 受信アドレスの書き換えルールセット || || recipientsMaximum || 1接続当りの最大受信者数 || || Argv || 本メーラーに渡す引数ベクトル || || Eol || 本メーラーのEoL(行末)文字列 || || Maxsize || 本メーラーに対する最大メッセージサイズ || || maxmessages || 1接続当りの最大メッセージ配信数 || || Linelimit || メッセージ本文中の最大行長 || || Directory || 本メーラーのワーキングディレクトリ || || Userid || 実行するデフォルトのユーザーおよびグループID || || Nice || 本メーラーのnice(2)値 || || Charset || 8ビット文字についてのデフォルト文字セット || || Type || DSNダイアグノスティックのための型情報 || || Wait || 本メーラーに対する最大待ち時間 || || Queuegroup || 本メーラーに対するデフォルトキューグループ || || / || 本メーラーに対するルートディレクトリ || = 参考文献 = * `sendmail-8.16.1/cf/README` ファイル * `sendmail-8.16.1/doc/op/op.me` ファイル(テキストファイル化して参照)