FreeBSD13でのよくある設定集

FreeBSD 13.0-RELEASE環境におけるよく設定するような内容についてまとめる。 本記述は13.0-R時点での内容であるが、13.0-Rがリリースされたあとも調整する。

インストール および 初期設定 が完了しているものとするが、そう極端に依存はしてないはずである。

都度対応ケース

ユーザーおよびグループの追加

ユーザーの追加

pw useradd ユーザー名 -u ユーザーID -g グループ名 -c "名前" -s ログインシェル
zfs create zroot/home/ユーザー名
chown ユーザー名:グループ名 /home/ユーザー名

後から修正したい場合は pw usermod を使う。

pw usermod ユーザー名 -G wheel,operator

パスワードの設定

パスワードは例えば makepasswd --chars=パスワード長 でランダムなパスワードを決める。

passwd ユーザー名

パスワードの無効化

pw usermod ユーザー名 -w no

グループの追加

pw groupadd グループ名 -g グループID

SASL認証におけるユーザーの追加

SASLユーザーの追加

saslpasswd2 -c ユーザー
saslpasswd2 -c -u レルム ユーザー

SASLユーザーのパスワード変更

saslpasswd2 ユーザー
saslpasswd2 -u レルム ユーザー

SASLユーザーの一覧

sasldblistusers2

SASLユーザーの削除

saslpasswd2 -d ユーザー
saslpasswd2 -d -u レルム ユーザー

SASLユーザーの検証

testsaslauthd -u ユーザー名 -p パスワード
testsaslauthd -u ユーザー名 -p パスワード -r レルム

使用したい一回だけ設定すればいいもの

SASL認証サーバー

 saslauthd -+- sasldb    -+- BDB1
            |             +- BDB  ※BDB5のこと
            |             +- GDBM
            |             +- LMDB
            +- getpwent  -+- /etc/master.passwd
            + -kerberos5
            +- pam       -+- /etc/pam.d に設定に準拠
            +- rimap
            +- ldap

/etc/make.conf

security_cyrus-sasl2_SET=               LMDB LOGIN PLAIN
security_cyrus-sasl2_UNSET=             OTP CRAM NTLM DIGEST SCRAM
security_cyrus-sasl2_UNSET+=            BDB BDB1 ANONYMOUS ALWAYSTRUE AUTHDAEMOND
security_cyrus-sasl2_UNSET+=            OBSOLETE_CRAM_ATTR OBSOLETE_DIGEST_ATTR
security_cyrus-sasl2-saslauthd_SET=     LMDB
security_cyrus-sasl2-saslauthd_UNSET=   BDB BDB1 HTTPFORM OPENLDAP OPENLDAP_SASL

インストール

cd /usr/ports/security/cyrus-sasl2-saslauthd
make install clean
sysrc saslauthd_enable="YES"
sysrc saslauthd_flags="-a sasldb"
service saslauthd start

デバッグメモ

認証動作に不良が見られる場合は以下の手順でデバッグすること。

DNSキャッシュサーバーの運用

/etc/unbound/conf.d/local.conf

server:
        prefetch:               yes
        rrset-cache-size:       64m
        rrset-roundrobin:       yes
        access-control:         127.0.0.1/8 allow_snoop

準備

sysrc local_unbound_enable="YES"
service local_unbound setup
service local_unbound start

/etc/resolv.conf

以下の2行が追加されるので整理する。具体的には古い nameserver の指定を消す、options に組み込むなどである。

nameserver 127.0.0.1
options edns0

今時は edns0 オプションの指定をしなくても動くとのことで、消してしまっても問題無い。

シリアルコンソールを追加する

/bootdir/boot.config

以下の内容のファイルを作成する。

-D

/boot/loader.conf

以下の内容をファイルに追加する。

boot_multicons="YES"

参考文献

FreeBSD/FreeBSD13-freq-setup (最終更新日時 2021-04-21 02:16:38 更新者 NorikatsuShigemura)