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本記述は13.0-RC時点での内容であるが、13.0がリリースされた後、微調整する。 本記述は13.0-RC時点での内容であるが、13.0がリリースされたあとも調整する。
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[[FreeBSD/FreeBSD13-install|インストール]] および [[FreeBSD/FreeBSD13-initial-setup|初期設定]] が完了しているものとする。 [[FreeBSD/FreeBSD13-install|インストール]] および [[FreeBSD/FreeBSD13-initial-setup|初期設定]] が完了しているものとするが、そう極端に依存はしてないはずである
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 * 実行頻度: ユーザーおよびグループを追加したいと思った都度。
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   * `wheel`: ルートになれるユーザー(管理者)
   * `operator`: 再起動等のサーバーの操作ができるユーザー(オペレーター)
   * `dialer`: シリアル通信するユーザー
   * `wheel`: ルートになれるユーザー(管理者)が所属するグループ
   * `operator`: 再起動等のサーバーの操作ができるユーザー(オペレーター)が所属するグループ
   * `dialer`: シリアル通信したいユーザーが所属するグループ
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TODO
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 * 実行頻度:セットアップしたいと思った1回だけ。
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= 参考文献 =
 * [[https://people.allbsd.org/~hrs/FreeBSD/sato-20140313.pdf|Kerberos 認証サービスの設定と運用]]
 * [[https://people.allbsd.org/~hrs/FreeBSD/sato-FBSDW20180629.pdf|30分で分かるKerberos]]

FreeBSD13でのよくある設定集

FreeBSD 13.0-RELEASE環境におけるよく設定するような内容についてまとめる。 本記述は13.0-RC2時点での内容であるが、13.0がリリースされたあとも調整する。

インストール および 初期設定 が完了しているものとするが、そう極端に依存はしてないはずである。

ユーザーおよびグループの追加

  • 実行頻度: ユーザーおよびグループを追加したいと思った都度。
  • いわゆるユーザーアカウントの管理をどうするかについてはここでは問わない。
  • 管理ポリシーを決めた上で運用する際の手順をまとめる。
  • ports/pkgシステムで追加されるユーザーおよびグループについて以下のファイルを参照すること(デフォルト設定)。
    • /usr/ports/UIDs

    • /usr/ports/GIDs

    • もちろん事前に作成してしまってもかまわない(UIDを他の環境に合わせるなど)。
  • 本設定においてはいくらか前提条件(/home がパーティションされてる)があるので留意すること。

ユーザーの追加

  • ユーザー設定に必要なパラメータは以下の通り。
    • ユーザー名
    • ユーザーID
    • グループ名(事前に設定しておくこと)
  • ログインシェルは /etc/shells ファイル内のリストから設定すること。

pw useradd ユーザー名 -u ユーザーID -g グループ名 -c "名前" -s ログインシェル
zfs create zroot/home/ユーザー名
chown ユーザー名:グループ名 /home/ユーザー名
  • ここではホームディレクトリは作成しない。別途ZFSパーティションを切るものとする。
  • この時パスワードは無効になっている(パスワードフィールドが *)。

  • セカンダリグループを加えたい場合は -G オプション(複数指定はカンマ区切り)を指定すること。

  • よく使われるセカンダリグループは以下の通り。
    • wheel: ルートになれるユーザー(管理者)が所属するグループ

    • operator: 再起動等のサーバーの操作ができるユーザー(オペレーター)が所属するグループ

    • dialer: シリアル通信したいユーザーが所属するグループ

後から修正したい場合は pw usermod を使う。

pw usermod ユーザー名 -G wheel,operator

パスワードの設定

パスワードは例えば makepasswd --chars=パスワード長 でランダムなパスワードを決める。

passwd ユーザー名

パスワードの無効化

TODO

グループの追加

  • グループ設定に必要なパラメータは以下の通り。
    • グループ名
    • グループID

pw groupadd グループ名 -g グループID

DNSキャッシュサーバーの運用

  • 実行頻度:セットアップしたいと思った1回だけ。
  • 自前でDNSキャッシュサーバー(フルリゾルバ)を運用したい場合の設定。
  • デフォルトでお堅い設定なので若干緩くする。
  • 具体的には、デフォルトで dig +trace 使えなくなるのだが、使えるように設定する。

    • access-control では allow の代わりに allow_snoop を有効にすると良い。

/etc/unbound/conf.d/local.conf

server:
        prefetch:               yes
        rrset-cache-size:       64m
        rrset-roundrobin:       yes
        access-control:         127.0.0.1/8 allow_snoop

準備

sysrc local_unbound_enable="YES"
service local_unbound setup
service local_unbound start

/etc/resolv.conf

以下の2行が追加されるので整理する。具体的には古い nameserver の指定を消す、options に組み込むなどである。

nameserver 127.0.0.1
options edns0

今時は edns0 オプションの指定をしなくても動くとのことで、消してしまっても問題無い。

参考文献

FreeBSD/FreeBSD13-freq-setup (最終更新日時 2021-04-21 02:16:38 更新者 NorikatsuShigemura)