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 * ビデオコンソール(`vidconsole`)と共にシリアルコンソール(`comconsole`)でも入出力したい場合の設定。  * ビデオコンソール(`vidconsole`)と共にシリアルコンソール(`comconsole`)でも操作したい場合の設定。
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通常の操作では問題無いと思うが、シリアルコンソールでの操作が遅いと思ったら `comconsole_speed="115200"` も追加する。  * シリアルコンソールでの操作が遅いと思ったら `comconsole_speed="115200"` も追加する。その際通信条件も変更すること。
 * 複数のシリアルポートがあって、どれか選択したい場合は `hint.uart.n.flags` (n≧0)を設定することで制御する。
 * 使わないポートに対しては `0x0` を、使うポートには `0x10` を設定する。
 * この辺りの詳細は[[https://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?uart(4)|マニュアル]]を参照のこと。
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 * [[https://wiki.freebsd.org/SerialConsole|SerialConsole]]
 * [[https://www.freebsd.org/cgi/man.cgi?uart(4)|uart(4)]] ※シリアルポートの設定

FreeBSD13でのよくある設定集

FreeBSD 13.0-RELEASE環境におけるよく設定するような内容についてまとめる。 本記述は13.0-RC2時点での内容であるが、13.0がリリースされたあとも調整する。

インストール および 初期設定 が完了しているものとするが、そう極端に依存はしてないはずである。

都度対応ケース

ユーザーおよびグループの追加

  • 実行頻度: ユーザーおよびグループを追加したいと思った都度。
  • いわゆるユーザーアカウントの管理をどうするかについてはここでは問わない。
  • 管理ポリシーを決めた上で運用する際の手順をまとめる。
  • ports/pkgシステムで追加されるユーザーおよびグループについて以下のファイルを参照すること(デフォルト設定)。
    • /usr/ports/UIDs

    • /usr/ports/GIDs

    • もちろん事前に作成してしまってもかまわない(UIDを他の環境に合わせるなど)。
  • 本設定においてはいくらか前提条件(/home がパーティションされてる)があるので留意すること。

ユーザーの追加

  • ユーザー設定に必要なパラメータは以下の通り。
    • ユーザー名
    • ユーザーID
    • グループ名(事前に設定しておくこと)
  • ログインシェルは /etc/shells ファイル内のリストから設定すること。

pw useradd ユーザー名 -u ユーザーID -g グループ名 -c "名前" -s ログインシェル
zfs create zroot/home/ユーザー名
chown ユーザー名:グループ名 /home/ユーザー名
  • ここではホームディレクトリは作成しない。別途ZFSパーティションを切るものとする。
  • この時パスワードは無効になっている(パスワードフィールドが *)。

  • セカンダリグループを加えたい場合は -G オプション(複数指定はカンマ区切り)を指定すること。

  • よく使われるセカンダリグループは以下の通り。
    • wheel: ルートになれるユーザー(管理者)が所属するグループ

    • operator: 再起動等のサーバーの操作ができるユーザー(オペレーター)が所属するグループ

    • dialer: シリアル通信したいユーザーが所属するグループ

後から修正したい場合は pw usermod を使う。

pw usermod ユーザー名 -G wheel,operator

パスワードの設定

パスワードは例えば makepasswd --chars=パスワード長 でランダムなパスワードを決める。

passwd ユーザー名

パスワードの無効化

TODO

グループの追加

  • グループ設定に必要なパラメータは以下の通り。
    • グループ名
    • グループID

pw groupadd グループ名 -g グループID

使用したい一回だけ設定すればいいもの

DNSキャッシュサーバーの運用

  • 実行頻度:セットアップしたいと思った1回だけ。再起動不要。
  • 自前でDNSキャッシュサーバー(フルリゾルバ)を運用したい場合の設定。
  • デフォルトでお堅い設定なので若干緩くする。
  • 具体的には、デフォルトで dig +trace 使えなくなるのだが、使えるように設定する。

    • access-control では allow の代わりに allow_snoop を有効にすると良い。

/etc/unbound/conf.d/local.conf

server:
        prefetch:               yes
        rrset-cache-size:       64m
        rrset-roundrobin:       yes
        access-control:         127.0.0.1/8 allow_snoop

準備

sysrc local_unbound_enable="YES"
service local_unbound setup
service local_unbound start

/etc/resolv.conf

以下の2行が追加されるので整理する。具体的には古い nameserver の指定を消す、options に組み込むなどである。

nameserver 127.0.0.1
options edns0

今時は edns0 オプションの指定をしなくても動くとのことで、消してしまっても問題無い。

シリアルコンソールを追加する

  • 実行頻度:セットアップしたいと思った1回だけ。要再起動。
  • ビデオコンソール(vidconsole)と共にシリアルコンソール(comconsole)でも操作したい場合の設定。

/bootdir/boot.config

以下の内容のファイルを作成する。

-D

/boot/loader.conf

以下の内容をファイルに追加する。

boot_multicons="YES"
  • シリアルコンソールでの操作が遅いと思ったら comconsole_speed="115200" も追加する。その際通信条件も変更すること。

  • 複数のシリアルポートがあって、どれか選択したい場合は hint.uart.n.flags (n≧0)を設定することで制御する。

  • 使わないポートに対しては 0x0 を、使うポートには 0x10 を設定する。

  • この辺りの詳細はマニュアルを参照のこと。

参考文献

FreeBSD/FreeBSD13-freq-setup (最終更新日時 2021-04-21 02:16:38 更新者 NorikatsuShigemura)