CentOS 6.8(おそらく CentOS 5.11 も) との相互運用では以下の点に注意する必要がある。
- NFSサーバー・クライアント間でUID/GIDを合致させないといけないバグがある(NFSv4の仕様上、バグ認定)。
- というのもNFSクライアント(CentOS 6.8)で postgres(26):postgres(26) のプロセスがアクセス(cd など)した時の、NFSサーバーへのユーザー問い合わせ結果を tcpdump(8)した結果、「postgres」ではなく「26」という文字列をNFSサーバーに問い合わせ(fattr_owner)ている現象を確認した。
- なお、chown(8) や ls(1) した時には問題無い。
- 本現象について調査したところ、下記のバグがレポートされていることを確認した。
- バグレポートでは以下の点から、CentOS 6 系(少なくとも 6.8、2016年06月09日現在)以下には反映されていないものと考える。
バグレポートで言及されているディストリビューションが FedoraCore 17 である。
CentOS 6(RHEL6) は FedoraCore 12/13 ベースである。
更に CentOS 6 の nfs-utils のバージョンは 1.2.3 であるが、FedoraCore 17 では 1.2.6 である。
FedoraCore 17 ベースの CentOS 7 では問題無いと思われる(未検証)。