OpenSSL

よくあるOpenSSLの使い方を紹介する。OpenSSLはバージョン毎でできることが違うので注意。違いが顕著なところについてはOS毎に解説する。

SSL証明書発行関連について別項目で紹介する。

署名リクエスト(CSR)の確認

コマンド(-text オプション)

CSRが有する詳細情報を表示する。

openssl req -noout -text -in CSRファイル名.csr

コマンド(-subject)

サブジェクト(主体者)のディスティングイッシュ名を取得する。

openssl req -noout -subject -in CSRファイル名.csr

コマンド(-modulus)

モジュロを取得する。取得するだけだと何する?なので、秘密鍵と対になっているか確認する。

diff -u <(openssl req  -noout -modulus -in CSRファイル名.csr) <(openssl rsa  -noout -modulus -in 秘密鍵ファイル名.key)

<()というイディオム(実行結果をテンポラリファイル名で渡してくれる)は zsh/bash 拡張なので、シェルスクリプト(sh/ash/ksh)中では使わないこと。

署名済公開鍵(CRT)の確認

コマンド(-text オプション)

openssl x509 -noout -text -in CRTファイル名.crt

コマンド(-subject/-issuer オプション)

サブジェクト(主体者)やイシュア(発行者)のディスティングイッシュ名を取得する。もちろんオプションは別々に指定可能。

openssl req -noout -subject -issuer -in CRTファイル名.crt

コマンド(-startdate/-enddate オプション)

有効期限(開始日時あるいは終了日時)を取得する。もちろんオプションは別々に指定可能。

openssl x509 -noout -startdate -enddate -in CRTファイル名.crt

コマンド(-modulus オプション)

モジュロを取得する。取得するだけだと何する?なので、秘密鍵と対になっているか確認する。

diff -u <(openssl x509 -noout -modulus -in CRTファイル名.crt) <(openssl rsa  -noout -modulus -in 秘密鍵ファイル名.key)

<()というイディオム(実行結果をテンポラリファイル名で渡してくれる)は zsh/bash 拡張なので、シェルスクリプト(sh/ash/ksh)中では使わないこと。

参考文献